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小学校に入学してから学校の授業についていけない?

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2018年4月9日、校区の公立小学校に入学したムスメ。

 

いよいよ小学生になるのね。。

林檎

などと感動に浸っている暇なんてありませんでした。

 

 

これがいわゆる小1の壁か!!!

 

と思わずにはいられない、保育園時代とは比べ物にならない親への負担。

毎日の宿題のチェック。

毎日の本読みや計算カードの確認。

毎日の時間割り合わせ。

毎日の持ち物の用意。

 

特に4月は、子供自身も大きく変わった生活のリズムに慣れるのに必死。親も必死。

ただただ毎日、やるべきことをやり、何か忘れないように、何も間違わないように、という気持ちで過ごしていましたね。

 

そんな4月の終わりごろ、こんなきっかけでムスメの異変に気がつき始めました。

 

 

宿題が何か分からない

 

小学校に入ると、毎日でる宿題。

 

基本的には、国語や算数のプリント、ドリルなど。1学期中、国語はひらがなの練習で、算数は1桁の足し算・引き算でした。

 

たまに、授業中にやっていたノートの続きや間違い直しなども宿題としてでていましたね。ここで、ムスメの意見に気づきました。

 

連絡帳には『こくごのおと』『さんすうのおと』と書いてあるだけ。意味が分からずムスメに聞くも……

わから~~~ん!

ムスメ

ちゃんと先生の説明聞いて来てよ!

林檎

と注意しつつ、連絡帳には先生宛に

『こくごのおと』の内容を本人に聞いても分からなかったので、宿題ができていません。すみません。。

林檎

と謝罪。そんな事が何回が続きました。

 

そして、担任から怒涛の指導が始まったのです。

 

 

授業中も私語が止まらない

 

最初は、ソフトな感じで連絡帳に書いてありました。

5/9 私語がなかなか止まらず指示が聞き取れていません。話をやめて聞く習慣がつくように指導しています。おうちの方でも声かけをしてあげて下さい。

連絡帳より

 

もちろん、家でもムスメに話しました。

学校の授業中はお話せずに、ちゃんと先生のお話聞いてね~

林檎

うん!

ムスメ

ですがあまり改善は見られず、相変わらず宿題の意味も分かっていないまま帰ってくることがたびたび。

 

ある日の宿題も分かっておらず、いつものように連絡帳に書きました。

「かたちうつし(さんのおと2ぺえじ)がどれの事か本人に聞いても分かっておらず、できていません。算数ノート?計算ノートですか?

林檎

6/6 昨日の授業でしたことをもう一度算ノートに練習するように伝えたのですが、わかっていなかったのですね・・・。

連絡帳より

 

そして、さらに翌日に。

宿題ができにくい様子です。おうちの方でもできているかどうか点検してあげて下さい。授業中も私語が止まらず注意が外れやすいので、その日の課題が定着していない様子なので指導しています。

連絡帳より

 

私からの返事(連絡帳より)。

基本的には宿題はやっているのですが、前回の「さんのおと」の意味、(国語ノートに文字で書く)「しりとり」の意味などが分からず、「何が宿題なのか?」が分かっていない様子です。

分からない時は先生に質問するよう言いますが、なかなか聞きづらい様で、分からないまま終えているみたいです。

林檎

※ムスメは口に出しながらやる「言葉のしりとり」は意味を理解していますし、問題なくできます。

 

翌日の先生からのお返事。

6/8 4月に入学して2ヶ月が過ぎましたがおしゃべりが止まらないので毎日指導を重ねています。

 

授業中も誰と話しているわけでもなく、「それ知ってる!わたしなぁ・・・」と私の説明と同時に話し出すので、その都度指導をしていますが10分と口を閉じることができていません。

 

課題をし始めると聞き逃していることが多く、困っていることが多いのですが、聞き取る姿勢や力がなかなか身に付きません。

 

時間があるときは、聞き取った内容を復唱させてみますが、なかなか正確に聞き取れていません。

おうちの方ではどんな様子でしょうか?

 

連絡帳より

 

 

私からの返事。

家でも、何度も何度も同じことを私から注意されても、また同じことを繰り返すと言う状況です。

 

最後に「何を約束するか覚えてる?」と聞くと、いつも同じ事しか言えず(他にも約束があるので)、その日に私から注意された事は言えない時もよくあります。

 

一度に2、3つの指示を出すと1つは必ず忘れてできないことが多いので、1つずつ指示を出して、終わるとまた1つ指示をする、というようには気をつけています。

 

一対一でもその様子なので、教室ではさらに話がちゃんと理解できず覚えられていないのかもしれません。

家でも毎日注意はしているのですが、改善されないようならどうすれば良いのかと悩んでおります。

林檎

 

先生からの返事。

6/11 おうちでも同じような感じなのですね。

聞く事は生活面でもなく学習面でも大切なので今のうちにしっかりと習慣となるように指導したいと思います。

 

他にも聞くことが苦手な子がいるので、指示は1つずつ黒板に書き残したりと意識できるように支援はしているのですが、聞き逃している状態ですね。

 

あとひらがなの学習が終わりましたが、文字は丁寧にかけていますが、しりとりなど自分の書き表したいことが書けていないので、文字と音が一致していない様子です。

 

学校でも、本人に尋ねながら一緒に作業して教えています。しばらくおうちの方でも宿題を見てあげて下さい。

 

連絡帳より

 

わかりました。よろしくお願いします。

林檎

 

6/13 しばらく指導や声掛けを続けて様子を観てみましょうか。

それでも同じ状態でしたら、スクールカウンセラーの先生に相談してみるのもいいかと思います。

 

 

そうしてこのやり取りが終わり、10日ほど経った時に、図工の工作の事でハプニングが起こりました。ハプニングについて担任の先生とのやり取りの中で、私自身も先生に不信感を持つようになってしまいました。

 

それから数週間が過ぎて、いよいよ1学期末の個人懇談の時が来ました。

 

 

個人懇談会で担任に言われたこと

 

7月10日に個人懇談会に行ってきました。

 

正直、

あの先生と話しても、言いたいことが伝わらないしな…

林檎

なんて行きたくない気持ちもありつつ。でも何を言われても、ムスメのために我慢だ!と思い直していざ学校へ。

 

私の順番になり、教室に入っていくと、先生からひと言。

「今日が来るのを待っていました!!」

 

ドキリとする私。今から何を言われるんだろう。不安が胸をよぎります。

 

テーブルの上一面に広げられたムスメのテスト用紙。点数は70点やら85点やら20点やら。そのテスト用紙を見せられて、こう告げられます。

 

「他のお子さんはみんなほとんど100点なんですが、〇〇(ムスメの名前)さんはこんな点数なんです。」

「計算問題の式なら正解するんですが、文章問題になるとまったく分からないようです。ほら、これです。国語ですと、文章を読んで、内容を聞かれる問題では全く理解できていませんね。」

 

いつも一緒に宿題を見ている私としては、ムスメがやっとひらがなを覚えて読んだり書けたりするぐらいで、まだ文字を読んで理解できるレベルまでいけていないのはよく分かっていました。

 

いつも宿題をやるのを見ているので、そうだと思います。

言葉で説明して通じるので、音と意味は理解していると思います。

本読みをすらすらとではないですが読めているので、文字と音も一致していると思います。

でも、文字と意味が一致していないなといつも感じます。

林檎

そう先生に話しました。

 

「そうだと思います。そういう読み書きが苦手な子は、早いうちに対処したほうがいいと思います。

 

と先生にいわれたので、私はつっこんで聞いてみました。

私は子供がムスメ1人で、自分も読み書きでつまづいた経験がないので、正直何をどう教えていけば良いのか分かりません。

先生でしたら経験も長いですし、いろんな生徒を指導してきたと思うんですが、読み書きが苦手な子供にはどう指導していけばよろしいでしょうか?

林檎

すると、先生からひと言。

 

「〇〇(ムスメの名前)さんほどできなかった子は今までいませんでした。」

 

はい、出たよ!またこの先生、質問に答えていないし!

林檎

と内心思いましたよ(笑)。でも、そこは私も女優(いや、違うけど)。

 

どうすれば良いんでしょうか~~~

林檎

泣きつきます。

 

そうして、この担任の先生からのアドバイスをなんとかゲット。

 

■ムスメの小学校にはスクールカウンセラーがいるので、カウンセリングを受ける

■通級の利用(申し込みから利用まで数か月かかる)

 

通級とは、通常学級に在籍したまま、特別支援教育を受けることができる場を「通級学級」、通うことを「通級」といいます。

呼び名は自治体によって異なり、「ことばの教室」「ことばときこえの教室」「情緒教室」「コミュニケーション教室」などと呼ばれているようです。

 

 

小学1年生の1学期は授業中座っていられたら合格と思うのは甘い?

 

小学校就学前、ムスメは保育園に通園していました。

 

特に問題になるような行動もなく、無事に卒園。

✓運動会の演目を覚えて踊る、障害物競走に出る

✓クリスマス会で楽器を演奏する

✓生活発表会のセリフを覚え演技する

といった事も普通に出来ていたんですよね。保育園の先生からも特別何かを言われたこともありませんでした。

 

ただ、落ち着きがなく、じっと座っていられない様子はよくあったので、小学校に入ると授業中ずっと座っていられるのか?という不安はありました。

 

そのため、4月の個人懇談で(ムスメの学校では家庭訪問はなく、学校での個人懇談でした)、

授業の45分間が座っていられるのかどうか、を心配していました

林檎

と担任に相談したぐらいです。

 

「それは大丈夫ですよ。ちゃんと座ってられていますから、安心してください。」

と担任に言われてほっとしましたからね。

 

 

授業の45分間をちゃんと座っていられる。一生懸命ひらがなを覚えて、足し算・引き算をやっている。

 

それだけで、私にとって小学1年生の1学期は60点の合格!100点満点ではないけれど、まずはそれができるようになったから、合格!!

 

私はそういう考えでした。でも、どうやらそれではムスメの担任の先生は合格にならなかったようです。

 

 

小学1年生の担任はとても大切

 

私個人としては、先ほども書きましたが、

 

授業の45分間、座っていられたら、60点で合格!

 

という認識はいまでも変わりません。ただ、ムスメの場合は担任の先生が同じ考えではありませんでした。

 

結果として、先生に注意されすぎて怒られすぎて、ムスメは学校に行きたくない!と言い出しはじめました。これはヤバイ!!!

 

事件は現場で起きている!

林檎

そうなんですよね。親は学校にはいないし、学校生活の中には先生と子供しかいないんですよね。

 

もし先生が60点で合格、としてくれたら…

注意する時も、子供のやる気を出せるように指導してくれたら…

何よりも、子供のそのままを受け入れてまずは肯定してくれたら…

 

と親としては希望するわけですけど、残念ながら担任の先生は選べないですからね。まだまだ、2学期3学期とこの担任の先生と元でムスメは学校生活を送らなくてはいけないわけです。それなら、今の状況でもやれることを考えるしかありません。

 

 

だったらどうすればいいのか?

ムスメが学校生活を楽しく過ごせるようにするために私ができることは?

 

 

悩んで悩んで悩みましたが、私は発達障害検査を受けることに決めました。

 

いろいろと調べてみると、確かにムスメはADHD(注意欠陥・多動性障害)・学習障害(LD)なのかもしれませんでした。でも、小学1年生ではまだまだできない子供も多く、検査を受けたとしてもグレーな範囲で診断がでない可能性もあるようです。

 

 

それでも、もしも診断がでたなら、担任の対応が変わるかもしれない。

 

少なくとも、『私語が止まらない、授業中に先生が言ってる内容が理解できていない』のは、サボっているわけでもなくてわざとでもない。そういう特性なんだ、という説明ができる。ムスメのそういった問題行動について、先生に「きつく注意しないで欲しい」と言いやすくなる。

 

先生にきつく怒られなくなって、ムスメが学校に行くのが嫌にならずにすむ可能性があるなら、受けてみよう!

林檎

私はそう考えました。

 

この考えが正しいのか、正しくないのか、は正直私には分かりません。

でも、ムスメの学校生活が少しでも楽しくなるなら、という目的を達成するためには手段は何でもいいかなぁと考えました。例え自分の考えとは違っていても。

 

 

診断を受けようと決意した私が、この後にとった具体的な行動はこちら。

▶スクールカウンセラーの面談を受ける

▶発達医療センター診療所を受診する

▶総合教育センターの教育相談を受ける

 

 

こういった公的機関のスタッフの方は、基本みなさん公務員です。その事実をしっかりと認識したうえで、少しのことで諦めずにがんがん相談しましょうね。

 

お役所仕事のお約束通り、「先にあっちの窓口へ」「むこうでも診断だけなら受けられます」なんてたらい回しは当たり前。そう思っていて丁度なぐらいですよ。でも、それでへこたれてはダメ。

 

親がどれだけ協力的か?というのも、学校の先生たちのバロメーターになったりもします。

 

こういったサービスは使えるだけ使って、どれだけ多くの人達に協力してもらえる環境にもっていくのか、を頭に入れてどんどん行動することが大切ですね。

 

ぜひ、頑張ってくださいね。

 

 

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